ENSEBLE
Viatger ~中世古楽の旅人~ ビアッジェール
歌と器楽による中世古楽バンド形式のアンサンブル・プロジェクト。
2017年より、様々な演奏家を迎えた音作りを通して、この時代の音楽が求める色彩と響きを探求。2018年よりフレームドラムの久田祐三、2019年よりソプラノの山口紗知、2020年より山口に替わり、アルメニアの笛、ドゥドゥク奏者の藤川星を迎え、2021年現在、聖母マリアのカンティガスを中心とした13世紀以前のアルス・アンティカ音楽に絞ったレパートリーを構築中。
音楽学の研究理論を踏まえつつ、原典写本からの直接演奏、器楽奏者も含めての原語歌詞の読み込みと基本旋律の歌唱を喧々した上での実験的なセッションを重ね、耳で導き出した独自の解釈による演奏を追求。日本人としての音楽経験と感性も重視し、民族音楽や宗教音楽の背景を考察した音作りを重ねる。
グループ名は「旅人」の意。音楽を通して、地域、時代、宗教、原語、階級、など、あらゆる人間の文化を旅する(彷徨うかもしれない)イメージよる。
Via Ensemble ビア・アンサンブル
中村会子指導による札幌の混声アカペラ・アンサンブル。
2017年、札幌中世古楽会「中世古楽を歌う会」として月2回の勉強会からスタートし、2018年よりVia Ensembleとして演奏活動を開始。
中世ヨーロッパ13世紀までの宗教的世俗音楽、典礼音楽をレパートリーとする。羊皮紙に書かれた写本(古文書)の楽譜から旋律を、ラテン語、ガリシア語、中世イタリア語などの詩の韻律からリズムを復元する過程を共有し、音楽経験に関わらず全員がソロパートを担当。ハーモニーは当時の習慣と理論を元に各自即興で歌う。メンバー全員が関わって演奏を作り上げる独特の独自のスタイルで中世音楽のみに焦点を絞り取り組む、国内でも稀有なボーカル・アンサンブル。
2022年現在、男声3名、女声5名のメンバーで年2~3回の演奏会を開催しながら活動中。初心者歓迎、入会随時。
Verda ヴェルダ
2019年より札幌を拠点とするダルブッカ、トンバクの工藤周との中世古楽Duo。札幌を中心にDuoの他、ゲストを迎えたLive、Via Ensembleとの共演コンサートなどで中世古楽を演奏している。
Ensemble Viridis ウィリディス
女声3人の古楽声楽によるアンサンブル。
2016年、中村会子初監修中世古楽演奏会「巡礼地の一夜~モンセラートの朱い本全曲演奏会~」に際し、出演の宇治美穂子、大伴やよいとともに発足。中世、ルネッサンスのアカペラ多声声楽曲を中心に、ヨーロッパ各地の古謡などもレパートリーとし、各自楽器も演奏。ゲストの伴奏者に頼らず、全員が全声部を歌えて曲を理解していることを常に前提とし、互いに伴奏し、調和した声のハーモニーを目指した。
2017年、札幌市芸術助成金を得て、スペインのMMB中世音楽コースの研修に参加、「聖と俗の音の旅Ⅰ・Ⅱ」(北大遠友学舎・東京オペラシティ近江楽堂)、「The Histrical Christmas」(カトリック月寒教会)など、札幌を中心に東京・神奈川でも公演を重ね、2019年末に解散。
録音:「巡礼地の一夜~モンセラートの朱い本全曲演奏~」2016/MMC札幌中世古楽会/1500円